農場長日記

農場長日記

【糖度と季節】この時季の平均糖度10.5をどう見るか

2020年03月30日

こんにちは、農場長の伊藤です.

とまおとめをお届けしているカキヌマファームですが、

暖かくなったこの時季になって、糖度を少々抑えられて皆様にお届けしております.

その理由と、最後には農場長の本音をちらっとお話できればと思います.

 

  • 「厳寒期⇒果実肥大期」から「暖候期・生育後期」
  • 糖度の移り変わり
  • カキヌマファームの舵取り

 

【「厳寒期⇒果実肥大期」から「暖候期・生育後期」】

近頃では新型コロナウィルスの影響がでていますね.

ニュースではロックダウン、オーバーシュート、パンデミック…などといった難しい言葉が飛び交い、

情報を正確に判断することさえ困難な状態が続いています.

 

私もどれが正解なのか、どこまで気を付けたらよいのか判断に悩んでいるところです.

ただ、「自分や家族の健康」と「出来ること」を天秤に掛けたときに

「気に病まない程度に無理なくできる範囲」

これがわたしの最適解と信じ、毎日を過ごしております.

どこまでやれば自分が満足できるのか、

それを先に明確にしておくだけでも違いますよね.

 

またカキヌマファームの農場長でもある私は、

この冬から春にかけての

季節の変わり目の難しい時期の管理について、

どれが正しく、どこまでやれば良いのか

日々悩んでいるところでもあります.

 

冬の寒い時期はどうやら終わりに近づき、

暖かい時期がやってきたようです.

 

カキヌマファームでは

果実の大きさが目立つようになり、

年末にも1週間だけこのような時期があったことを思い出します.

季節の変化に伴い成長のスピードが著しくなり、作業のやり方を変えながら対応しているところです.

 

光合成を最大化させることが1番のミッションですが、

その光合成で作られたものを「実・幹・根」どこへ向けるのか、どのようなタイミング・速さで向けるのか、

それが次のステップにあることを実感しております.

 

もちろんそれをどのように農場を制御してコントロールするかがカギにはなってくるのですが、

四季の移り変わりといった大幅な変化による「自ずと向かってしまう方向性」というものがあります.

それをトマトの成長のリズムと呼ぶこともできるかと思いますが、

どうやらそれと最近の著しい幹・葉の成長、そして実の大きさ・糖度の変化は関係しているようなのです.

 

【糖度の移り変わり】

糖度に目を向けるとどうでしょう.

農法や管理の仕方でも大きく変わりますが、

一般的にはじっくりと育てるほどに糖度は増していく傾向にあります.

言い方を変えると、

開花してから収穫するまでの期間が長い」と糖度は増していく傾向にあります.

 

カキヌマファームに限定したお話をさせていただくと、

糖度のピークは1月後半から3月上旬だったかと思います.

この時期に収穫されたとまおとめは

「開花してから収穫するまでの期間」が

ずっと寒い時季にあった収穫段になります.

 

その前後の収穫段はというと、

例えば12月上旬にとれたもの⇒開花時は暖かった

例えば3月下旬にとれたもの⇒収穫前が暖かった

といったように「暖かい時間帯」を含んでいます.

 

そして「暖かい時間帯」を含むとまおとめは「開花から収穫までが少し短い」傾向にあります.

 

さまざまな要因はありそうですが、どうやら特に温度が大きく関与していることは予想できますね.

 

他の農場様の環境を参考にさせていただくと、やはりカキヌマファームの環境とそうは大きく変わりません.

(それでも幾つか特徴はありますが)

冬には寒くなり、夏に暑くなることはどの農場様も同じ条件なのです.

 

つまりどの農場様であっても

糖度のピークはそれくらいの時季で、この頃の時季には糖度は抑え気味になる

そんな傾向にはあるようなのです.

 

ちなみに現在(3/30)の

カキヌマファームの平均糖度は「10.5度」になります.

ものによっては12.4度もあれば、

ものによっては9.6度というものもあります.

 

【カキヌマファームの舵取り】

これまでのような振り切った糖度の甘さを全面にだした「とまおとめ」を皆様にお届けする時期は、時季としては過ぎたということになります.

それでも糖度を維持する手段はまだまだありそうですし、維持しつづけることが私の課題にはなりますが、

収穫をし始めた頃からずっとお褒めいただいているのが「後味」です.

 

たしかに食べた後の後味、旨味成分なのでしょうか?

いやな残り方をしません.

安定した糖度と、酸味と糖度のバランスを気に掛けながら生産管理を今後もしてまいります.

 

ここだけの話、

8月に苗の準備をはじめてから7ヵ月…

さまざまなことに直面してまいりました.

目立った病気はありませんが、

農業の難しさ、自然の偉大さを3000㎡の中で最大限に受け止めています.

会社のバックアップやスタッフの支えもあり、今後はより「仮説・管理・検証・観察・分析」のサイクルを回したいと思います.

 

すべてはとまおとめを応援してくださるみなさまのお気持ちに応えたい、

という私のワガママも多分に含んでおりますが笑

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